粗大ごみは正しい方法で処分する必要があります。しかし、中には粗大ごみ回収後に違法な方法で処分している業者もいるので気を付けましょう。こういった悪徳業者は、回収したごみを山中などに不法投棄することで処分費用を浮かせていることがあります。
不法投棄は環境破壊の原因になりますし、廃家電による発火などのトラブルにつながる可能性も考えられます。悪徳業者が不法投棄をした場合には、業者だけでなく依頼した人も違法とされてしまうことがあるので気を付けたいものです。
粗大ごみを処分するときには、トラブルを避けて安全な方法を選びましょう。最も安全なのは自治体による粗大ごみ回収です。あらかじめ申し込んで当日回収に出せば、あとは自治体が正しい方法で粗大ごみを処分してくれるので安心です。ただし、粗大ごみを自治体の回収に出すときには、回収場所まで運搬しなければなりません。大きな家具や重い家電を運ぶときには、怪我をしないよう十分気をつけましょう。
大きな粗大ごみを運ぶ手間を省きたい場合は、民間の不用品回収業者の利用も検討してみましょう。不用品回収業者は指定した日時に住宅を訪れ、不用品を運び出して回収してくれます。不用品を自分で運ぶ必要がないので、高齢の方や力のない方でも安心です。安心して粗大ごみを出すためにも、あらかじめ回収業者に見積りを依頼しておきましょう。見積りで適正価格を提示した業者に依頼すれば、高額請求などのリスクを回避して安全に依頼できます。
ここからは、粗大ごみの回収を不用品回収業者に依頼するメリットとデメリットについて見ていきましょう。
1．不用品回収業者に依頼するメリット
自治体の粗大ごみ回収の場合には一つずつ申し込みをする必要があるため、多くのものを一度に処分するのはかなり大変です。しかし、不用品回収業者であれば不用品が多い場合でも一度に回収してくれます。
また、指定した場所まで業者が不用品を取りに来てくれるのもありがたいポイントです。粗大ごみ回収に出す場合にはタンスや棚などの大きな荷物を回収場所まで運び出す必要がありますが、不用品回収業者への依頼なら運び出しも業者側で済ませてもらえます。より手早く不用品の処分を済ませたい方は、不用品回収業者に依頼したほうがよいでしょう。
不用品回収業者は自治体で回収できないものであっても対応してくれることがあります。また、仏壇仏具の供養、エアコンの取り外し回収など、扱いが難しいアイテムの対処をしてくれる業者もあります。まだまだ使えそうなアイテムを手放したいときには、不用品の買取に対応している業者を選ぶのもよいでしょう。不用品の処分と買取を一度の依頼で済ませられるのは、業者依頼ならではの大きなメリットです。
2．不用品回収業者に依頼するデメリット
不用品回収業者に依頼するデメリットの一つはやはり費用面です。自治体の回収に比べて不用品回収業者の処分費用は高めに設定されているので、依頼前に費用体系を見極めましょう。
少量の不用品の処分を依頼したり、トラックに積み放題のプランを選んだりすれば、費用を抑えることもできます。悪徳業者に依頼してしまう可能性があるのも、不用品回収を業者依頼するデメリットです。悪徳業者は先に安い回収費用を提示しておいて、回収後に高額の請求をすることがあります。
不用品回収業者を選ぶときに見積りを取ったり、追加料金の有無を確認しておいたりすることが、トラブルを防ぐためのポイントです。また、口コミや実績を確認して悪徳業者を避けるのもおすすめの方法です。
粗大ごみ回収を不用品回収業者に依頼すれば、大きなアイテムをまとめて引き取ってもらえて便利です。また、運び出しをしてもらえるのも業者依頼の大きなメリットです。不用品回収後の高額請求のリスクを避けるためにも、前もって口コミをチェックするなどの方法で優良業者を選びましょう。
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